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オレゴン魂

 『オレゴン魂』は、1975年製作のアメリカ合衆国の映画。1969年製作の西部劇映画『勇気ある追跡』の続編となる。J・ウェインが主演。
主人公ルースター・コグバーンが再び登場する西部劇。大酒飲みで片目の保安官コグバーンは、犯罪者を逮捕せずに殺してしまう事からその任を解かれるが、悪漢ホーク一味によって騎兵隊が皆殺しにされ運搬中のニトログリセリンが盗まれるという事件が発生、その逮捕を条件に再びバッジを受け取る。だが追跡行の中、ホーク一味を仇とみなす宣教師の老婦人ユーラとインディアンの少年と出会い、旅を共にすることとなる。これが初共演となるキャサリンヘプバーン=ウェインのコンビが実にハマり、聖書の言葉を主にした掛け合い漫才的なノリは映画に代え難い魅力を与えている。現在でも十分に通じる。
悪役がチョイと弱いのが玉にキズだが、全体的には懐かしい西部劇の醍醐味が堪能できる。